UI/UX/Styling の言い換え
updated: 2021-05-27
UI/UX と呼ばれているものについて少し考えた。なお、 UI/UX についての見識は無いので特に役立ちはしない。 また、業務アプリを関わることが多いので、業務アプリを意識した記述となっている可能性が高い。
UI/UX とまとめて呼ばれており、紛らわしいので、まずは違いを検索した。
The meanings of UX and UI imply that they are related design disciplines, yet they are very different in nature. The UI design is more concerned with the visual properties of design as well as the overall feel it conveys. But without great UX, even the most beautifully designed UI will cause bad user experience.
UI vs. UX Design: The Similarities & Differences | Adobe XD Ideas
大雑把に言うと、 UI は見た目で UX は操作感ということになるかもしれない。
とはいえ、「操作感」や「ユーザー体験」などと言われてもピンとこないので、言い換えがないかと考えていた。
思いついた言い換えは以下である。
- UI: その画面で何ができるか
- UX: ユーザーが何をしなければならないか
UI: その画面で何ができるか
まず、 UI は User Interface であるから、 User に何かを提供する Interface である。 では何を提供しているのかと言うと、システムの機能を提供している。
そして、システムが機能を提供するときには「〇〇できる」「〇〇する」という形式の記述をするものである。
以上のことを考えて、 UI というのは「その画面で何ができるか」を表すものだと言い換えた。
一般的に言われる UI よりは少し機能面に寄った認識になっていると思う。
どういった UI なのかを訊きたい場合は「この画面では何ができますか?」と訊くのが良いだろう。
UX: ユーザーが何をしなければならないか
UX は User Experience であるから、何かを行いたいユーザーが経験する全てのことを指してよいだろう。 そして、ユーザーが経験することというのは大体の場合において、ユーザーが経験しなければならないことと言っても大きく外れないだろう。
例えば、買い物を考えると、ユーザーはお金を払わなければならないので支払いという行為は、買い物の UX の一部となる。 一方で、買い物をする際に拍手をする必要はないので、拍手をするという行為は、買い物の UX の一部ではない。
以上のことを考えて、 UX というのは「ユーザーが何をしなければならないか」を表すものだと言い換えた。
どういった UX なのかを訊きたい場合は「ユーザーは何をしなければなりませんか?」と訊くのが良いだろう。
Styling
ついでに、 Styling についても言い換えてみようと思う。
Styling は UI に付随するものというイメージがある。ただし、 Styling 自体はどういった機能を提供するかを表しはしない。
この UI との関係を考えて、 Styling のことは「ユーザーは機能をどう発見するか」という言い換えをしようと思う。
Styling について訊きたければ「ユーザーはある機能 A をどうやって発見しますか?」などと訊くのが良いだろう。